推しがいなくなると言うこと@メモ

私が「M!LK」と言うグループを知ったのは、2016年のことだ。


近くのショッピングモールでリリイベをやっていて、失礼ながら面白半分で見ていた。その中に、一際目立った子がいた。それが「山﨑悠稀」。歌声特徴すっご、程度にしか思わなかった。


他にも、メンバーの肩をトントンと叩き、振り向いたメンバーとお話が出来る特典会(後に「肩トントン会」であることを知る)も新鮮で見ていた。


それから帰ってから、弟に話した。すると弟の友達にM!LKのファンがいるらしく、この日から弟が先に曲を聞き始めた。


毎日耳にしていると、興味が出てくる。もちろんはるきくんに。夏味ランデブーのとき、初めてリリイベに足を運んだ。


人はまだ今よりだいぶ少なかった。このとき私は、パンダのポーチを首から下げていた。


「あ、おじぱんだ!可愛い!」


身を乗り出し、ポーチを触ってきたはるきくんにいとも簡単に落ちた。すごく可愛くて、ハイタッチのときも手ギュッて握ってきた(今思うと釣られた)。


この日から、本格的にM!LKにハマり始めた。


ジャニーズの世界から知らなかったから、何もかもが新しかった。何より「覚えてもらえる」なんて初めてで、リリイベやライブは行けるだけ行った。


今日、2018年6月15日。いつものようにTwitterを見ていれば、公式がツイートしていた。「大事なお知らせ」。


嫌な予感がした。ここ最近、二週間ほどはるきくんはSNSを何も更新していなかったから。「辞める」とか、囁かれてた。ありえな、と思ってそんな重く考えなかった。


貼り付けてあったURLを開く。頭が真っ白になった。よく「脳内を揺さぶられたような」、とか「殴られたように」、とか表現使うけど。あぁ、こんな感じなんだと思った。


指先は震え始めるし、授業中なのに涙が出てきた。ありえない。6月30日で、M!LKを卒業することも、7月31日で、スターダストも契約終了することも。


この時点では、もしかしたら他の芸能事務所に移動するのかもと希望を持っていた。姿さえ見れれば、と願っていた。


しかし、そんな希望も数時間後のブログで打ち砕かれた。他にやりたいことがある、今までありがとうございました。


もう、芸能界には残らないって。



ボクレボのキャラアニのとき、おかしいなって思った。サイン&握手会を六ループした。いつも時間が足りないくらい話してくれるのに、この日はすぐに終わった。


嫌われた!?とか、楽しくないのかなとか色々考えて、すごくヘコんだ。思い切って推し変?とかバカなことも考えた。でも、私みたいな思いをしてる人が他にもいることを知った。


やっぱりこの日、元気が無かったらしい。もうこの時点で、辞めること決めてたんだなって。


6月17日に、キャラアニのツーショ会がある。しかし、メンバーは話しちゃいけない「サイレント」で行われる。は?何やねんその設定。話させろや。しかも私は二ループしかしない。足りない。


今回アルバムだから、何十枚も買えなかった。こればかりは自分の経済力を恨むしかない。もう一方的に感謝を伝えたい。剥がしが甘くありますように。


そして6月30日に、最後のライブがある。その後に、「柵越しのファーストコンタクト会」とかよくわからないハイタッチ会とやらがある。話せるはずがない。1000人以上いるから、きっと流れ作業だろう。


卒業ライブとか、はるき推しのためのイベントやらないのかな。何がなんでも予定空けるのに。


いまだにボーッとする。何も考えたくない。しばらく楽曲も写真も見れない。電車でも涙目だった。目腫れてるし。


人生で初めて、推しが芸能界からいなくなる。これからどうすれば良いのだろう。7月31日、私は何をしているのだろう。


ジャニーズではDD気味なのに、なぜかスタダはずっと一途にはるきくんだけを推していた。不思議だ。


あと一ヶ月ちょっとで、「アイドルの山﨑悠稀」はいなくなる。きっと、他に推しなんて出来ない。M!LKを応援し続けようかも、迷ってる。


でも、一つだけ確かなのは。私はこの二年間、「山﨑悠稀」からたくさん幸せにしてもらったことだ。だから、今度ははるきくんがやりたい事をやり遂げて、幸せになれますように。


はるき推しで良かった。山﨑悠稀は、正真正銘のアイドルだった、って。胸を張って言える。